121 ツムラ 三物黄芩湯 エキス顆粒(医療用)
頁内目次
クリックして下さい。写真は上海の街並。商品情報
(Mainly treatment) 陰血不足の湿熱下注/陰虚内熱/血熱・陰虚による皮膚湿疹、かゆみ |
方剤説明 »(ききめの秘密へ)
●ツムラ三物黄芩湯エキス顆粒(医療用)は、構成生薬3薬がともに寒性薬で協力して四肢煩熱を主徴とする血熱血燥を治します。手足がほてるのをさますためには最も良い方剤です。 ●臨床的には、産褥熱、婦人血の道、更年期障害、その他のために手足がほてって苦しい場合に使用します。 ●また、水虫、頑癬(いんきんたむし)、乾癬に用いて良く効くことがあります。 ●熱をさます作用があり、手足のほてりをとり除きます。体力が中くらい以上の人で、不眠や頭痛、口渇を伴うときに、また、皮膚の発赤や熱感、カユミがあるときにも適します。 ●血熱を治す方剤で、血室の熱が全身に及び、四肢が熱く苦しみもだえる方を治す方剤です。 |
【適応症】産褥熱、不眠、口内炎、神経症、手足のほてり、血の道症、皮膚病、湿疹、水虫、進行性手掌角化症、自律神経失調症、膿疱症、凍傷(しもやけ)、頭痛。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|---|
k0731 | 42包(2週間分) | 2,838円 | 2,980円(税込) | ||
k0859 | 189包(63日分) | 11,410円 | 11,980円(税込) |
【カゴに入れる↓】ボタンk9999をクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。 複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。 別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。 このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。 の使用ができるようになりました。 |
電話注文 » | FAX注文 » | メール注文 » | 直接来店 » |
●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。 ご注文方法等・詳細 » |
診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●虚熱(貧血、煩熱、倦怠) ●四肢煩熱 ●腹部軟弱、少腹不仁 |
三物黄芩湯は、次の証の方に最適です。 陰虚 » 湿熱 » 陰虚火旺 » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) 手足のほてり |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。三物黄芩湯の構成生薬は、その名が示すよう主薬の黄芩をふくめて3種類です。いずれも熱や炎症をしずめる寒性の生薬です。本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。 日本薬局方 ジオウ(地黄)…6.0g 日本薬局方 オウゴン(黄芩)…3.0g 日本薬局方 クジン(苦参)…3.0g |
組成成分次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。 |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
|
手足がほてって苦しい場合にほてりを取ります
【三物黄芩湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈1週間で手足のほてりが消えた〉
Tさん(30歳)は、出産後に足がひどくほてるようになり、不眠が続いていました。夜は涼しくなる10月だというのに、寝るときは足を布団から出して冷やし、かけ布団をかけることもできません。 ・現代病名:ほてり | |
|
〈不眠症が治ったら客足も戻った〉
レストランを経営する57歳のオーナーシェフ・M雄さん。健康状態は人並みで、持病もなく過ごしてきました。 ・現代病名:不眠症 | |
|
三物黄芩湯類似処方の紹介
次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
温清飲 » …体力中等度の人で、手足の熱感があり、のぼせ、神経過敏、出血傾向などを伴い、皮膚疾患では、手掌、足蹴に限らず、全身各所の乾燥、発赤、熱感があり、上腹部の緊張・抵抗がある場合に用いる。(血虚血熱) | |
白虎加人参湯 » …体力のある人で、急性症では身体灼熱感とともに激しい口渇や発汗などを伴い、慢性症では局所的灼熱とともに口渇を認め、また、皮膚疾患においては手掌、足蹴に限らず、全身各所の発疹があり、皮膚掻痒感が特に顕著な場合に用いる。(気分熱盛) | |
八味地黄丸 » …比較的体力の低下した人、あるいは老人で、手足、特に足の裏のほてり、口渇があり、腰痛、排尿障害、頻尿、多尿、乏尿、排尿痛などを伴う場合に用いる。(腎虚) | |
温経湯 » …比較的体力の低下した冷え症の人で、手掌のほてり、口唇の乾燥感があり、月経不順、月経困難、下腹部の冷え、膨満感などのある場合に用いる。(血虚痕血、下焦虚寒) | |
小柴胡湯 » …虚実中間証、煩熱や頭痛をみることがあるが、寒熱往来し、胸脇苦満がある。(少陽病肝気欝結) | |
小建中湯 » …虚労、裏急があって、そのため手足煩熱する。(脾虚で気血不足) | |
●本剤は、漢方の古典「金匿要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の薬方を基本としたわが国の経験処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。 ●本方は3種類の生薬から成り、黄芩を主薬とすることから名付けられました。 ●血熱をなおす方剤で、血室の熱が全身に及び、四肢が熱く苦しみもだえる方を治します。病態は、陰虚火旺です。 |