9 ツムラ 小柴胡湯 エキス顆粒(医療用)
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(Mainly treatment) 少陽病(慢性肝炎・肝硬変・慢性胃腸障害・原因不明の微熱) |
方剤説明 »(ききめの秘密へ)
●小柴胡湯は、かぜなどの急性の熱病がやや進行した状態をいう「少陽病」の代表薬とされています。この時期に肋骨の下やわきに圧痛があれば、小柴胡湯で病因を解毒し中和します。 ●吐き気がして、口が苦く、食欲のない人の胃腸病に使用します。また、風邪で食欲不振、口が苦くのどが渇く人にもよく使用されます。食欲不振、はきけの漢方薬です。 ●ツムラ小柴胡湯エキス顆粒(医療用)は、炎症を改善する一面と、胃の症状をやわらげる面がありますので、風邪の後期や、胃部あるいは胸や脇腹がつかえ、食がすすまず、時には吐き気がある、といった方に効果があります。 ●主として解熱、消炎、止嘔の効果を持ち、亜急性、慢性炎症性疾患に広く用いられます。 ●呼吸器が弱く、すぐ風邪をひく、風邪をひくとなかなか治らない。食欲不振と疲労感のある小児の体質改善に用います。 ●中期のかぜ以外に、中耳炎、気管支炎、肝炎、胃腸障害、胆嚢炎、腎炎など、上半身の慢性の病気全般にも使われる応用範囲の広い漢方薬です。子どもの扁桃炎やアデノイドにも効果があります。 |
【適応症】食欲不振、はきけ、胃炎、胃腸虚弱、疲労感および風邪の後期の症状、急性熱性病(肺炎・結核など)の補助療法、気管支炎、慢性肝炎(B型肝炎)、胸膜炎、リンパ腺炎、慢性胃腸障害、肝機能障害、産後回復不全、気管支喘息、肋膜炎、胃腸症、胸部疾患、肝臓病などの消耗性疾患の体力増強、腎臓病、貧血症、腺病質、麻疹、悪阻(つわり)、扁桃炎、耳下腺炎、中耳炎、乳腺炎、睾丸炎、副睾丸炎、胆石症、胆嚢炎、産褥熱、肝硬変、腹膜炎、気管支拡張症、慢性気管支炎、蓄膿症、マラリア、てんかん、自律神経失調症、風邪をひきやすい児の体質改善、虚弱児。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、肝硬変、肝がんの方(インターフェロンαとの併用で間質性肺炎の発現)、ひどい虚証(虚弱)の方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0624 | 42包(2週間分) | 6,657円 | 6,990円(税込) | ||
k0752 | 189包(63日分) | 24,752円 | 25,990円(税込) |
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診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●往来寒熱 ●胸脇苦満 ●嘔気や咳 |
小柴胡湯は、次の証の方に最適です。 少陽病 » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) 体力中等度で上腹部がはって苦しく、舌苔を生じ、口中不快、食欲不振、時により微熱、悪心などのあるものの次の諸症:諸種の急性熱性病、肺炎、気管支炎、感冒、胸膜炎・肺結核などの結核性諸疾患の補助療法、リンパ腺炎、慢性胃腸障害、肝機能障害、産後回復不全。 |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。小柴胡湯は、主薬の柴胡をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。柴胡と黄ごんの組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まります。半夏は、胸のつかえ感や吐き気をおさえる生薬です。そのほか、滋養作用のある人参、炎症や痛みを緩和する甘草などが配合されています。 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.50gを含有する。 日本薬局方 サイコ(柴胡)…7.0g 日本薬局方 ハンゲ(半夏)…5.0g 日本薬局方 オウゴン(黄ごん)…3.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗)…3.0g 日本薬局方 ニンジン(人參)…3.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.0g |
組成成分 |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
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こじれた風邪や慢性疾患に抜群の効果
【小柴胡湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈食欲不振〉
22歳女子。
〈アレルギー体賃〉 ・現代病名:食欲不振 | |
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〈糖尿病〉
55歳の会社員です。数年前から全身にじんま疹が出るようになりました。さる公立総合病院の皮膚科に通って治療を試みましたが思わしくなく、とうとうかゆみに耐え兼ねて辞職してしまいました。 ・現代病名:糖尿病 | |
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●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。 ●本方は柴胡を主薬とする柴胡剤の1つで、7種類の生薬からなります。一方、大柴胡湯は8種類の生薬で構成され、適応面でも体力の充実したものに用います。大柴胡湯に比べれば、それよりもやや体力の低下したものに用いられることから、小柴胡湯と名付けられたといわれています。 ●はきけ、むかつきがあり、食欲もあまりなく、胸脇部がつかえて。疲れやすい場合に使用します。 |