86 ツムラ 当帰飲子 エキス顆粒(医療用)
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(Mainly treatment) 血虚(血燥)性皮膚掻痒症(老人性蕁麻疹(じんましん)など)、乾燥 |
方剤説明 »(ききめの秘密へ)
@乾燥して分泌物の少ないかゆみのある皮膚病に用います。 A皮膚がカサカサして鱗屑がありかゆみの強い皮膚病、アトピー性皮膚炎、老人性皮膚そうよう症に使用します。 ●老年になると皮膚が乾燥気味になって、かゆみを訴えることがよくあります。 ●また、老齢の方でなくても空気が冷えて乾燥してくる季節、皮膚がカサカサした傾向になったり、かゆみに悩まされる方も近年増えています。 ●これらは漢方では血虚(けつきょ)(滋潤・栄養のはたらきをする血(けつ)の不足)に伴って起こっていると考えますが、ツムラ当帰飲子エキス顆粒(医療用)は分泌物の少ない湿疹、かゆみをおさえるお薬です。 ●人によって服用する期間は異なりますが、1ヵ月程度の服用で完治するといわれる良薬です。 ●当帰を中心にした漢方薬は、養血調経作用があり、生理不順や生理痛を緩和していきます。女性の人は、毎月生理で一定の血液を消耗しますので、慢性的に血液が不足しがちです。いざ 「妊娠、出産、授乳」のときにも、大量の血液が必要とされます。ふだんから、血液を養っておかないと、生理痛や生理不順、冷え性、不妊症の原因となります。血(けつ)がなければ、生理がこないので、妊娠できません。このことを、中医学では婦人は、血(けつ)をもって本となすと認識しています。 ●慢性的な血液不足のことを、血虚と呼びますが、「当帰を中心にした漢方薬」を服用しますと、血液不足の 血虚の体が補血または養血されていきますので、婦人病が改善する基本となります。 |
【適応症】慢性湿疹(乾燥した皮膚)、老人性皮膚掻痒症、かゆみ、皮膚掻痒症、痒疹、尋常性乾癬、皮膚炎、蕁麻疹 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢などを起こしやすい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0697 | 42包(2週間分) | 3,419円 | 3,590円(税込) | ||
k0825 | 189包(63日分) | 14,190円 | 14,900円(税込) |
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診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●貧血性で皮膚は枯燥 ●発疹、発赤、分泌物などのない掻痒症 ●夜間、特に痒みが烈しい |
当帰飲子は、次の証の方に最適です。 血虚 » 気虚血瘀 » 血虚生風 » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) 冷え症のものの次の諸症:慢性湿疹(分泌物の少ないもの)、かゆみ。 |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。当帰飲子は、主薬の当帰をはじめ、下記の10種類の生薬からなります。当帰と川きゅうと地黄は代表的な理血薬です。体の血行をよくして体をあたためるとともに、水分を保持する作用があります。防風と荊芥は発散性の生薬で、皮膚病の病因を発散して治します。また、滋養作用のある黄耆や何首鳥・しつ梨子は皮膚の栄養を高めるのに役立ちます。本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。 日本薬局方 トウキ(当帰)5.0g 日本薬局方 ジオウ(地黄)4.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)3.0g 日本薬局方 センキュウ(川きゅう)3.0g 日本薬局方 ボウフウ(防風)3.0g 日本薬局方 オウギ(黄耆)1.5g 日本薬局方 ケイガイ(荊芥)1.5g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)1.0g シツリシ(しつり子)3.0g カシュウ(何首烏)2.0g |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
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乾燥肌の方のかゆみを伴う皮膚病と分泌物の少ない湿疹を改善する漢方薬
【当帰飲子の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈皮膚掻痒症〉
78歳、男性。会社の社長。 ・現代病名:皮膚掻痒症 | |
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〈かさかさ肌が潤い、かゆみが消えた〉
Z君(15歳)は、幼いころからアトピー性皮膚炎で、ずっと治療を続けてきました。いろいろな治療を試しましたが、なかなか思うような効果を得られません。 ・現代病名:アトピー性皮膚炎 | |
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●本剤は、漢方の古典「済生方」(さいせいほう)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。 ●本方は10種類の生薬から成り、その主薬である当帰より名付けられました。なお、飲は冷服することを指し、子が付加された場合の意味は、頻回に服用するという取り方と、飲の音韻上の問題で収まりをよくするために付け足した文字であるという解釈があります。 ●血虚、血燥による皮膚掻痒(血虚生風)を治す方剤で、四物湯の加方です。 ●皮膚が萎縮乾燥して生じる老人性掻痒(そうよう)によく用いられます。 |