7 ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用)

| HOME | ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用) |   ツムラツムラ » ≪医薬品≫ キャッチコピー 中高年の頻尿、むくみ、腰痛、しびれ、かすみ目、かゆみに

頁内目次

クリックして下さい。写真は上海の街並。
→HOMEへ(上海・黄浦区・南京東路) →商品情報概要へ(上海・黄浦区・外灘・浦東の夜景/東方明珠塔) →診断のポイントへ(上海・黄浦区・南京東路・路面電車) →弁証論治へ(上海・閘北区・小龍包) →効能・効果へ(上海・黄浦区・蓋杯) →成分・分量へ(上海・虹口区・ネオン) →組成成分へ(上海・黄浦区・豫園商域・街並) →用法・用量へ(上海・黄浦区・豫園・湖心亭) →使用上の注意へ(上海・黄浦区・豫園商域・提灯) →症例・病例へ(上海・黄浦区・倒福)

商品情報

  主となって治療にあたる病状・体質(証)(Mainly treatment)
腎陽虚弱証(老化・夜閉頻尿・糖尿病)  
八味地黄丸 ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用) ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用)
リンク 方剤説明 »(ききめの秘密へ)
  精力減退・目のかすみに!夜間尿・下半身の脱力感に!
●腰から下がだるい方の漢方薬です。その状態は冷える(足の裏はほてることもある)ことと、重だるいことが特徴です。冷えのために夜中にたびたびトイレに行く人には、特に良く効きます。
●漢方医学に腎気(じんき)という言葉がありますが、これは人間のからだの働きのもとになるエネルギーといえるもので、からだのみずみずしさや活力の源になると考えられています。この腎気が中年以降になると徐々に失われ(腎虚(じんきょ)といいます)、いわゆる老化現象があらわれるようになります。
ツムラ八味地黄丸エキス顆粒(医療用)は、腎気を補う漢方薬として用いられ、尿の出が悪くなったり、夜間よくトイレに起きたり、また足腰が痛むとか、目がかすんで小さな文字が読みにくいなどの症状に効果があります。
 
  【適応症】腎炎、糖尿病、インポテンツ、腰痛、脚気、前立腺肥大、膀胱カタル、高血圧、頻尿、排尿困難、むくみ、下肢痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、坐骨神経痛、血糖増加による口渇、動脈硬化、慢性腎炎、ネフローゼ、萎縮腎、浮腫、産後脚気、更年期障害、老人性の湿疹、低血圧、夜尿症、腎盂炎、脳出血、下肢の麻痺、脱力、スモン病(初期)、白内障、緑内障、眼精疲労、視力減退、老人性皮膚掻痒症、陰部掻痒症、湿疹、肺気腫、喘息、脱肛、便秘、耳鳴り。  
  【注 意】(Remark) ×残念ながら、体力が充実し、暑がりで、のぼせのある熱実証の方、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢などを起こしやすい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。
 
  【妊娠・授乳の注意】女性 ●牡丹皮の成分により、流早産の危険性があります。
●附子が含まれているため子供の使用や、附子を含む他製剤との併用には、充分な注意が必要です。
 
 
あなたのログイン関係です。登録すると便利です。 あなたのページへのログインです。 お客様登録へ パスワードを忘れた方へ
shopping ・ ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用)のお買物
商品番号 規格 本体価格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k0622 42包(2週間分) 2,848円 2,990円(税込)
数量
k0750 189包(63日分) 11,419円 11,990円(税込)
数量
shopping
  SSL説明ページへ *【カゴに入れる↓】ボタンk9999をクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
*複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。
*別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
*このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
CreditCardの使用ができるようになりました。
★送料全国一律500円! 5250円(税込)お買上で無料!     
  リンク電話注文 »電話注文 リンクFAX注文 »FAX注文 リンクメール注文 »メール注文 リンク直接来店 »直接来店
  ●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。
ご注文方法等・詳細リンクご注文方法等・詳細 »  
 

診断のポイント

次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。
●下半身機能低下(腰痛、足弱)
●足腰の冷え
●排尿障害(臍下不仁)
 
  八味地黄丸は、次のの方に最適です。
弁証論治
リンク陽虚 »
リンク腎気虚 »
リンク腎陽虚(命門火衰) »
雲崗石窟(山西省大同市)  
張仲景(医方の祖)
 

効能効果

(efficacy)(健康保険上) 疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で時に口渇がある次の諸症:
下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ。  
 

成 分

中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。八味地黄丸は、その名が示すよう、主薬の地黄を中心に下記の8種類の生薬からなります。
地黄には、貧血症状を改善し元気をつける作用があります。山茱萸や山薬にも滋養強壮作用があり、地黄の働きを高めます。茯苓と沢瀉は、水分循環をよくする生薬です。牡丹皮は漢方でいう「瘀血(おけつ)」を治す生薬で、血行障害を改善し血のめぐりをよくします。さらに、体をあたため痛みをとる桂皮と附子が加わります。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 ジオウ(地黄)…6.0g
日本薬局方 サンシュユ(山茱萸)…3.0g
日本薬局方 サンヤク(山薬)…3.0g
日本薬局方 タクシャ(沢瀉)…3.0g
日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)…3.0g
日本薬局方 ボタンピ(牡丹皮)…2.5g
日本薬局方 ケイヒ(桂皮)…1.0g
修治ブシ末(修治附子末)…0.5g

 
 

組成成分

次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。
熟地黄  山茱萸  山薬  牡丹皮  沢瀉  茯苓  附子  桂皮 

李時珍(本草綱目の編集)龍門石窟(河南省洛陽市)
 

使用方法

食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2〜3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
 
  【使用上の注意】 (directions)
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.体力の充実している患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
2.暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者[心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれることがある。]
3.著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等があらわれることがある。]
4.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
【重要な基本的注意】
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ブシを含む製剤との併用には、特に注意すること。   
 
 
本剤は、〈顆粒剤〉です。
顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。
 
 

効果生命力の源「腎」の気を補う老化予防の妙薬 アットマーク長生きの方(中国の100歳以上)


症例・病例・治癒例・case study
足跡【八味地黄丸の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
 

1〈目の疲れ〉

治例図

56歳、男性。
最近目が疲れてきたと来店。問診してみると、目が霞み、ややイライラしゃすく、なんとなくむくむという。夜トイレに2度くらいは起きるといい、腰から下がだるいような感じがするという。八味地黄丸を与えたところ、1ヶ月した頃から尿がしっかり出るといい、後半月程服用した頃には、老眼鏡は必要なものの、目の疲れ、煩わしさはあまりないと、現在も続けて服用中です。

・現代病名:疲れ目

 
区切り線
 

2〈糖尿病〉

治例図

43歳、女子。
患者は農家の主婦。1年あまり前、妙に疲れやすく、家人にトイレカ竣な匂いがするといわれたことから受診し、糖尿病であることがわかった。それからは医師の指示どおりに食事を制限し、服薬を続けたが、一進一退で、どうもはっきりしないといって来臨当時・血糖は空腹時で180から200近く出ており、尿糖も+3である。自覚的には、疲れやすく、いつも体がだるく、口渇がある。夜間、トイレに何度も起きるという。他覚的には属下不仁がはっきりと出ている。
そこで、八味丸を少し多めに投与した。はじめは8gであったが、少しずつ増量して、1日分12gとした。これが実に効いたのである。口渇、夜間尿、易疲労などは、2〜3ヶ月で次第にとれていき、半年後には、空腹時血糖が100前後に、尿糖がマイナスになった。念のために、さらに半年間服用を続けさせ、自覚症状も検査値も良好なので、休棄することにした。この患者は、眼底もまだ正常で、比較的軽症であったため、八味丸がよく応じたものだと思う。

・現代病名:糖尿病

 
区切り線
 

3〈約半年で症状が大幅に改善〉

治例図

50代前半から残尿感に悩まされていた名古屋市の個人タクシー運転手・Sさん(57歳)が、3年前に市内の病院を受診すると前立腺肥大症との診断を受けました。
その後、薬物治療を続けていましたが、症状は一向によくならないどころか、車の運転中に何度も尿漏れを経験するようになりました。
病院の担当医師からは、前立腺の切除手術を勧められたそうですが、できることなら切らずに済ませたいと思っていたSさんは、すがる思いで漢方薬局に駆け込んだのです。すると八味地黄丸猪苓湯を処方され、「体を冷やさないように……」という指導を受けました。
以来、体の保温に気を付け、その2つの漢方薬を半年間服用したところ、尿の出が非常によくなり、今では尿漏れもほとんど認められなくなりました。
また、食欲もわき、持病の腰痛・肩こりも軽くなってきたそうです。

・現代病名:前立腺肥大症

 
区切り線
 

4〈夜間頻尿、倦怠感〉

治例図

年齢/50歳代。性別/男性。
体格は小柄で、職業はタクシーの運転手をされています。夜間の頻尿と疲労がなかなかとれないことを訴えてこられました。

八味地黄丸を勧めて用法・用量通り服用していただいたところ、夜間頻尿も良くなり、疲労も少なくてすむとのことです。1年以上継続して服用されています。

弁証論治 リンク腎陽虚(命門火衰)証 »

・現代病名:夜間頻尿、倦怠感

 
区切り線
 

5〈美肌を取り戻した70代女性〉

治例図

73歳のN子さんは、頻尿とのぼせ、だるさ、耳鳴り、寝付きの悪さなどの複数の不快症状を訴えて漢方を処方する医院へ来院し、八味地黄丸を処方されました。
薬を服用して1ヵ月ほどすると、夜中に何回もトイレに起きていたのが1〜2回に減り、さらに半年後にはトイレに起きずに眠れる夜が増え、のぼせや耳鳴り、だるさなどの症状も軽くなってきました。
すると、同時に肌がツヤツヤとした美肌に変わってきて、ご主人にも「最近きれいになった」といわれるほどになったのです。

・現代病名:肌荒れ

 
区切り線
 

6〈漢方のおかげでようやく結石が出てきた〉

治例図

65歳になるY子さんは、半年前に腰が痛み出し、血尿が出ました。すぐに病院に行くと、腰の痛みではなく尿路結石による痛みとの診断結果でした。鎮痛剤を処方され、痛みは和らぎましたが、石は出ず、腰の鈍い痛みも取れずにいました。
その後、知人から尿路結石には漢方が効くと聞き、早速漢方の専門家を訪ねました。
処方されたのは八味地黄丸猪苓湯で、1ヵ月ほど服用していると腰の痛みが和らいで、血尿もなくなり、石がなくなったように感じてきました。
薬を飲み続けて半年ほどたったとき、急に下腹部が痛くなり、再び専門家に相談したところ、石が下りてきているのだろうといわれ、痛み止めに芍薬甘草湯附子を加えたものを処方されました。痛みは薄らぎましたが、数日後の夜にまた痛みだし、1晩中苦しんで、真っ赤な血尿とともに、ついに石が出たのです。石が出た後は腰も下腹部の痛みもうそのようになくなり、漢方の効き目を実感したそうです。

・現代病名:結石

 
区切り線
 

7〈八味地黄丸で老眼鏡いらずの視力を回復〉

治例図

団体職員のFさん(42歳・女性)は、40代に差しかかるころから、書類や新聞の文字が読みづらくなり、老眼鏡を使用しはじめました。本人は「老眼は誰でもなるものだから」とあまり気にしていませんでしたが、50代の上司はいまだに老眼鏡の必凄もなく若さを保っています。
不思議に思ったFさんが、その秘訣をたずねると、「漢方薬を飲んでいる」という返事です。最初は半信半疑だったFさんですが、漢方薬局を訪れてみたところ、八味地黄丸を処方されました。そして、半年間、八味地黄丸を服用し続けるうち、Fさんの目の調子は徐々によくなり、今では老眼鏡がなくても不自由を感じないほどになったのです。
「まだ老眼になりかけのうちだったので、視力が元に戻ったのでは」と薬剤師には言われています。「でも、視力が若返ったぶん、老眼鏡をあちこちで忘れてしまうことが多くなって、困っています」と笑いながら話すFさんです。

弁証論治 リンク腎陽虚(命門火衰)証 »

・現代病名:老眼

 
区切り線
 

8〈八味地黄丸の服用で視力が戻った例〉

治例図

会社役員のYさん(58歳)は活動的で、若いころは、かなりスポーツで鳴らした人物でした。体力と同様、50歳代になってからは目がよいことも自慢で、「衰えを知らない」といっていました。
ところが、このところ、Yさんがやや自信喪失気味です。聞いてみると、最近、老眼鏡がないと、新聞や書類を読むのに不自由するようになってきたといいます。
近所の漢方薬局で八味地黄丸を勧められ、服用することにしました。すると、1ヵ月で視力が元に戻り、老眼鏡をかけなくてもデスクワークがこなせるようになったのです。
八味地黄丸は、いわゆる腎虚の薬で、精力が減退してきた世代の老化防止には、それほど証にこだわらずに使えます。Yさんも決して虚証ではないのですが、八味地黄丸で全身の老化が抑制され、老眼が改善したのです。

・現代病名:老眼

 
区切り線
 

9〈八味地黄丸で排尿の回数が減った〉

治例図

Kさん(70歳・男性〕は、1年ほど前から排尿の回数が増え、夜中に2、3度トイレに行くために起きていました。年のせいだと、あきらめていましたが、知人から漢方薬を扱っている医師を紹介されたので、訪ねてみました。
医師からは八味地黄丸を処方されました。1ヵ月ほど飲み続けていると、夜中にトイレに起きる回数が1回程度になり、昼間の排尿の回数も減ってきました。現在も飲み続けていますが、今では夜中にトイレに起きることはなくなったようです。

弁証論治 リンク腎陽虚(命門火衰)証 »

・現代病名:頻尿

 
区切り線
 

10〈八味地黄丸で男性機能も回復〉

治例図

Tさん(72歳・男性)は、軽い尿もれで病院を受診し、八味地黄丸を処方されました。この薬は下半身の機能低下に効果があり、尿もれだけでなく、前立腺肥大、腰痛、脚気、インポテンスなどにも用いられます。実はTさんは、インポテンスも改善したいと思っていました。
何度目かの診療のさいに、医師にバイアグラを服用したいと相談しましたが、Tさんの体調ではそれはかないませんでした。しかし、八味地黄丸の服用を続けて3ヵ月、尿もれが治るとともにインポテンスにも効果が現れました。

弁証論治 リンク腎陽虚(命門火衰)証 »

・現代病名:尿もれ

 
区切り線
 

10〈目の疲れが取れ元気になった〉

治例図

老眼のせいで目が疲れることが多くなったと、漢方の診療所に行ったFさん(70歳・女性)。足腰がだるい、元気が出ないといった全身の倦怠症状があり、白内障の初期でもありました。
処方されたのは八味地黄丸真武湯で、この2つの薬を交互に飲むことになりました。朝に八味地黄丸を飲んだら昼には真武湯を飲む、といった具合です。
すると、服用して2週間で足腰がしゃっきりし、元気も出てきました。そして3ヵ月後には、体力が回復するとともに視力がアップし、目の疲れも取れたのです。

弁証論治 リンク »

・現代病名:視力減退

 
区切り線
 

10〈尿の出が改善した〉

治例図

花屋でアルバイトをしているFさん(50代前半・女性)は1ヵ月前から、尿の出が悪くなり、残尿感や尿漏れに悩まされていました。
若いころに腎臓結石を経験しているので、もしやと思い病院で検査を受けると、幸い異常はありません。医師の診断では「年齢的なものと、水仕事の多い花屋さんでのアルバイトが影響しているかもしれない」とのことでした。Fさんは病院で薬を処方してもらいましたが、なかなかよくなりません。
体にも合っていないような気がしたので、知り合いに紹介された漢方薬局に行くと、八味地黄丸を勧められ、体を温めるように指導されました。Fさんは初めての漢方体験でしたが、八味地黄丸を飲むと、体の中から温まってくるような気がして、排尿が楽になった上に、長年悩まされていた肩こりや、腰痛も緩和しました。Fさんは、今後も常備薬として八味地黄丸を飲み続けるつもりです。

弁証論治 リンク腎陽虚(命門火衰)証 »

・現代病名:残尿感

 
区切り線
 

10〈骨粗鬆症による背中の痛みが引いた〉

治例図

Hさん(70歳・女性)は、老人会のバス旅行に参加して、帰宅後に背中が痛みだしました。

すぐにかかりつけの病院に行ったところ、骨粗鬆症のため、骨が弱って少し変形しているために痛くなった、との診断でした。

その医院は漢方も扱っていたため、西洋薬と八味地黄丸が処方されました。半年ほど服用していると、背中の痛みもだいぶよくなりました。骨の変形は治りませんでしたが、現在は骨の密度も比較的安定し、痛みはも消え、元気に過ごしているそうです。

・現代病名:骨粗鬆症

 
区切り線
 

10〈初期の老人性白内障が半年で治った〉

治例図

目のかすみ、老眼が気になりだしたRさん(60歳・女性)は、ある日眼科を受診しました。診察の結果、白内障と診断され点眼薬を処方されました。

医師の指導のとおり点眼薬を続けていたRさんでしたが、なかなか思ったような効果が得られません。そこで漢方を取り入れている医師を訪れることにしたのです。

その医師が処方したのは八味地黄丸のみでした。これを1日3回、欠かさず飲み続けた半年後、再び眼科で検査をしたRさんは「白内障はほとんど消えています」と診断されたのです。Rさんは、大きな安堵を感じたといいます。

かっては3回飲んでいた八味地黄丸も、現在は状態の維持のために1日1〜2回 飲むだけで済んでいます。

弁証論治 リンク陰陽両虚証 »

・現代病名:老人性白内障

 
区切り線
 

10〈血圧の改善とともに白内障が解消〉

治例図

漢方を扱う医師のもとで高血圧の治療を受けていたHさん(55歳・男性)は、治療を始めて間もなくすると、ものが見えにくくなってきました。

そこで、眼科を訪れたところ、白内障と診断されたのです。Hさんはショックを受けましたが、白内障の治療も漢方薬でできないだろうかと漢方を扱う医師に相談してみました。すると、真武湯八味地黄丸が処方されたのです。医師が言うには、手足の冷えが強いこと、高血圧であること、また年齢を考慮して選択された処方でした。

漢方を服用しはじめたときのHさんの血圧は98〜160oHgでしたが、3ヵ月後には正常血圧値の70〜130oHgにまで下がりました。

6ヵ月後には目のかすみが取れ、視界も良好になってきました。そして、再び同じ眼科で検査を受けたところ、白内障の症状がかなり軽くなっていると言われたのです。現在もHさんは現状維持のために漢方薬を飲み続け、不自由なく生活を送っています。

・現代病名:白内障

 
区切り線
 

10〈糖尿病〉

治例図

70歳の男性。二十年来糖尿病の持病があり、いつも口が渇いています。

最近急に夜中にトイレに起きる回数が多くなりました。どうかすると一晩に四、五回起きます。寒い夜は特に調子が悪いようです。国立病院の泌尿器科で診てもらったところ、前立腺肥大症と診断されましたが、膀胱内の残尿は20ml程度なので手術は必要ないといわれました。

何とか夜間の頻尿を治して欲しいといって来られた患者さんは身長:165センチ、体重60キロ。やや皮膚が乾燥し顔色が良くありません。舌は暗赤色ですが湿っています。脈は沈細弱です。腹診すると下腹の膀下丹田の辺りが軟弱で少腹不仁という腹証があります。この方は漢方では腎陰陽両虚と診断されます。

初診時、空腹時、正常では100前後のはずの血糖値が280(r/dl、過去三ヵ月間の平均的血糖値レベルを示す指標であるHbal値は10.2%(正常では8%以下)と高く、かなり糖尿病の方も悪いようです。この方には自覚症状と脈や腹診の所見から八味地黄丸を処方し、同時に一日に1600キロカロリーの食事を指導しました。

一ヶ月後には夜間頻尿は平均二、三回に減りました。まだ不十分ですが当人は随分楽になったと喜んでおられました。

症状は少しずつ好くなって一年半してやっと夜間ほとんどトイレに起きなくてすむようになりました。同時に口渇もとれ、空腹時の血糖は153、Hbal値も9%まで下ってきました。結局、この方は根気良く服薬と食事療法を続けて、初診から三年目で自覚症状が完全になくなり、血糖値も完全に正常になり、その後は今日まで全くお元気です。

この方は、中年以降に発病したインスリン非依存性の糖尿病です。このタイプの糖尿病は漢方では腎の病と考えられていますので腎虚の薬である八味丸や六味丸がよく使われます。しかし折角の漢方治療も正しい食事療法を実行したうえでないと残念ながら効果は期待できません。

・現代病名:糖尿病

 
区切り線
  ●本剤は、漢方の古典「金匱要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●8種類の生薬から成ることを八味と表現し、地黄を主薬とするので、八味地黄丸と名付けられました。八味丸、八味腎気丸、金匱腎気丸などと呼ばれることもあります。
●体力が弱い中年以後の老齢者の下肢痛・腰痛・排尿困難に使用します。 ●下半身の脱力感・腰痛に用います。疲れやすくて、手足が冷え、お小水が近く、ときに口が渇き、下半身に脱力感、痛み、しびれなどを訴える方に使用します。
 
 
| HOME | ツムラ 八味地黄丸 エキス顆粒(医療用) |
小泉元首相のチャイナ服と江沢民 Copyright (c) 漢方方剤アドバイザー All Rights Reserved. 1998-2008
商号 : ハル薬局(Hal pharmacy) リンク・フリー
個人情報保護ポリシー 個人情報担当者:岩田潤  特定商取引に関する法律に基づく表示
薬局の所在地 : 〒134-0085 東京都江戸川区南葛西4-3-10
TEL:03-3686-5709 FAX:03-3686-7547 e-mail

漢方のツムラです