34 ツムラ 白虎加人参湯 エキス顆粒(医療用)
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(Mainly treatment) 熱病により津気の消耗(高熱・口渇・脱力感)/清法による気分熱証治療の代表方剤/肺・胃の実熱証に肺・胃の気虚、津液不足を兼ねるもの |
方剤説明 »(ききめの秘密へ)
口渇が強く、1日に水を何杯も飲む症状に! ●体力充実な方ののどの渇きとほてりに使用します。 ●口渇、ほてりなど気分熱熱盛を呈する局所の炎症で、特に脱水と気虚を伴うものに用います。 ×ひどい虚証の方や、顔色の蒼白い方には不適です。 ●糖尿病、寒気のない熱性病で口渇の著しい方、熱性で口渇の強い乾性皮膚疾患の方に用いられます。 |
【適応症】暑気あたり、日射病、熱射病、風邪、糖尿病、かゆみが強い皮膚疾患、熱性疾患時、流感、腸チフス、肺炎、熱中症、腎炎、脳炎、尿毒症、蕁麻疹、湿疹、パセドー病、夜尿症。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、冷えの強い「寒証」、体の虚弱な「虚証」の方、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢などを起こしやすい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0648 | 42包(2週間分) | 5,505円 | 5,780円(税込) | ||
k0776 | 189包(63日分) | 20,933円 | 21,980円(税込) |
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診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●口渇、多汗、尿自利 ●脉洪大 ●皮膚灼熱感、脱水 |
白虎加人参湯は、次の証の方に最適です。 胃熱(胃火・胃火上炎) » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) のどの渇きとほてりのあるもの。むやみに咽喉がかわいて水を欲しがるもの。あるいは熱感の激しいもの。 |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。白虎加人参湯の構成生薬は、下記の5種類です。主薬の石膏は、硫酸カルシウムを主成分とする天然の石で、熱や炎症をひく強い作用があるといわれます。また、知母と粳米にも熱をさます働きがあります。これに、滋養・滋潤作用をもつ人参、緩和作用の甘草が加わります。本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。 日本薬局方 セッコウ(石膏)15.0g 日本薬局方 チモ(知母)5.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)2.0g 日本薬局方 ニンジン(人参)1.5g コウベイ(粳米)8.0g |
組成成分 |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
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暑気あたり、日射病、熱射病、風邪、糖尿病、かゆみが強い皮膚疾患
【白虎加人参湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈糖尿病〉
昭和5年生まれの男性。背は高いがやせている。食欲もあり、元気もあって仕事熱心な人である。健康診断で、糖尿病初期と言われたという。病院の薬や漢方薬を買って服用したが、調子がよくないという。非常にのどが渇き、寝るまで水を飲んだりしている。尿もそのためよく出ている。夜間も2、3回は排尿に起きる。実証タイプなので、白虎加人参湯を投与したところ、口渇は次第に減少し、疲労もなくなって、尿利も正常になった。当初話さなかったが夫婦生活も正常に戻ったと報告をうけた。その後も服用をつづけている。 ・現代病名:糖尿病 | |
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〈口渇が激しく、左手がだるく口きどころがないという患者〉 49歳の女性。経閉後、肥満し、血圧が高くしばらく大柴胡湯をのんでいたが、3〜4日前に感冒にかかり、左手が置くところがないほどだるいという。そのためよく眠れない。脈は浮で力があり、体温は38度を越している。悪感があり、発汗はみられない。私はこれに、麻黄加乖湯を与えたところ、発汗したけれども、軽快の様子がみれない。かえって、食物の味がなくなり、のどがひどく渇くようになった。そこで白虎加人参湯を与えたところ、たった1日分で全快した。 ・現代病名:口渇 | |
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〈夜尿症〉 10歳の少年。毎夜遺尿をするという。体格、栄養、血色ともに普通である。床につく前にのどが乾くといって、水をがぶがぶのみ、どうしてもやめないという母の言葉にヒントを得て、白虎加人参湯を用いたところ、口渇が止み、遺尿も治った。 ・現代病名:夜尿症 | |
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〈全身アトピーの小1女児〉
小学校1年生の女児。 ・現代病名:全身アトピー | |
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●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。 ●本方は白虎湯に人参を加えた処方です。白虎とは中国の神話に出てくる四神の1つで、西方を守る守護神です。西方の色は五行説では白で、主薬である石膏の白色にかけて名付けられたものです。 ●体の熱をさまし、カユミをしずめます。のどの渇きをいやす働きもします。体の灼熱感、発赤やカユミ、異常な口渇や多尿、また、そのような症状をともなう糖尿病にも用います。ほてり気味で、比較的体力のある方に向く処方です。 |