40 ツムラ 猪苓湯 エキス顆粒(医療用)

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商品情報

  主となって治療にあたる病状・体質(証)(Mainly treatment)
排尿(慢性膀胱炎・尿道炎・血尿)/「陰虚+下焦湿熱」による泌尿器疾患に多用/陰虚+膀胱湿熱  
猪苓湯 ツムラ 猪苓湯 エキス顆粒(医療用) ツムラ 猪苓湯 エキス顆粒(医療用)
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  ツムラ猪苓湯エキス顆粒(医療用)は、排尿時に痛みや不快な残尿感があるとか、尿が出にくい場合に用いられる漢方薬です。
●湿熱(湿邪と熱邪が合わさった病症)により、尿が濃い、時には、血尿になる場合に良く効きます。炎症や結石により排尿時に痛む場合にも使用します。
●下焦の水と蓄熱を去り、利尿をはかる方剤です。
●本剤は、湿熱による下痢や尿利減少、排尿異常に用います。
@膀胱炎・尿道炎 A尿路結石
尿が快痛せず、少しずつタラタラと出るという状態を目標とします。尿量は全体として少なく、口渇やイライラがあり、しばしば血尿を伴いますが、痛みはないのがその適応です。
B血尿を伴う腎炎(ただし熱証の場合)
●膀胱炎や尿道炎、腎炎などの治療に用いられるほか、呼吸器系からの出血(喀血)にも応用されています。
 
  【適応症】尿路結石、腎炎、ネフローゼ、頻尿、排尿痛、残尿感、血尿、尿量減少、小便難、尿道炎、腎臓炎、腎石症、淋炎、腰以下の浮腫、下痢、膀胱カタル、腎臓膀胱結石による排尿困難、突発生腎出血、腎孟炎、腎臓結核、不眠症、ひきつけ  
  【妊娠・授乳の注意】女性 ●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
 
 
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k0654 42包(2週間分) 4,562円 4,790円(税込)
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k0782 189包(63日分) 17,133円 17,990円(税込)
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診断のポイント

次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。
●小便難(膀胱刺激症状)
●下腹の緊満
●口渇、尿不利
 
  猪苓湯は、次のの方に最適です。
弁証論治
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雲崗石窟(山西省大同市)  
張仲景(医方の祖)
 

効能効果

(efficacy)(健康保険上) 尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感のあるもの。  
 

成 分

中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。猪苓湯は、主薬の猪苓をはじめ、下記の5種類の生薬からなります。
猪苓と沢瀉、それと茯苓は、漢方の代表的な利尿薬で、水分循環を改善し尿の出をよくします。また、阿膠は、ロバなど動物の皮を原料とした生薬で、止血作用があるといわれています。さらに、滑石は、熱や炎症をしずめる働きをします。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 タクシャ(沢瀉)…3.0g
日本薬局方 チョレイ(猪苓)…3.0g
日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)…3.0g
アキョウ(阿膠)…3.0g
カッセキ(滑石)…3.0g

 
 

組成成分

次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。
滑石  沢瀉  猪苓  茯苓  阿膠 

李時珍(本草綱目の編集)龍門石窟(河南省洛陽市)
 

使用方法

食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2〜3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
 
   
 
 
本剤は、〈顆粒剤〉です。
顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。
 
 

効果止血効果の高い、泌尿器系の代表的利水剤。排尿痛、残尿感、血尿に アットマーク長生きの方(中国の100歳以上)


症例・病例・治癒例・case study
足跡【猪苓湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
 

1〈老人の鬱病〉

治例図

77歳、女性。
九州福岡在住。年に1、2回上京して、当薬局近くの娘さんの所に滞在する。あるとき上京中、一日中だるくて、特に両足に力が入らないので寝ているという。ご主人を亡くして2年目。娘さんの話では、福岡の主治医は高血圧と欝病という診断とのこと。カラン、アバン、セレナール、アドナ、カルシウム拮抗剤などが出ていて、新薬の相互作用も無視できな)`本人は、153c皿、52s。顔に生気がなく、サンダルを引きずってきた。食欲はふつう1日3回食べる。大便は1日1〜2回、小便は日中10回以上で、夜は2時間おきなので煩わしい。舌は微白苔で乾燥。目も乾き瞼が熱く、麦門冬湯をのむと調子よい上、夜の小便が減少してよく眠れるという。新薬をのんでからは、汗が多く、時に頭痛もするという。
あまり自信はなかったが、猪苓湯と香蘇散の交互服用とする。服用初日は、大便1日8回。だが下痢ではない。2日目は6回、3日目は3回出て、身体がすっかり軽くなり、足を引きずって歩くことはなくなった。自信がでて、新薬は次第に減らしたようである。福岡へ帰られてからは薬は郵送している。血圧は下がり、目の乾燥は治り、よく眠れて大便も正常になった。以後、約1年間経過。1ヶ月分の漢方薬を3ヶ月くらいにのみ延ばしている。猪苓湯は尿の不利と煩があり不眠の傾向がある。香蘇散は鬱傾向に効果がある。

・現代病名:鬱病

 
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2〈排尿痛と残尿感〉

治例図

65歳、女性。
隣町に住む農家の主婦である。尿の出が細く、排尿痛と残尿感があり、すっきりしない。仕事上、シートをひいたコンクリート床で作業をすることが多い上にトイレもがまんしている。腰より下が冷える感じがする。体格、肉付きは普通である。
まず、排尿時の苦しみを取ることを目標にして、猪苓湯とナリジクス酸を与えた。排尿痛がとれてきたら、ナリジクス酸の服用を止め、猪苓湯単味のみの服用とするように指導、仕事の時も床の冷たさが直接体に伝わらぬように工夫してもらうようにした。
後日、来店された際に聞くと痛みは消失し、残尿感もほとんど消えていた。

・現代病名:排尿痛

 
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3〈結石による血尿が10日で治まる〉

医師のSさん(60歳・男性)は、過去に何度か尿路結石を患い、再発するたびに薬を用いて治療をしていました。
そしてある日、腹痛を感じてトイレに行くと血尿が出てしまいました。同じ医師仲間で漢方薬を用いて治療を行っているT医師に、以前から「漢方薬で結石治療をしてみたらどうか」と勧められていたこともあり、Sさんは、そのT医師に相談してみることにしました。
T医師から勧められたのは、芍薬甘草湯と猪苓湯でした。さっそくこの2つを朝夕交互に飲みはじめると、やがて結石が尿とともに排出され、服用から10日目には血尿が完全に消えました。その上、血圧も安定し、体調もすこぶるよくなったのです。
それからというもの、結石の再発予防と体調管理のため、1日1回猪苓湯を飲み続けているそうです。

・現代病名:尿路結石

 
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4〈約半年で症状が大幅に改善〉

治例図

50代前半から残尿感に悩まされていた名古屋市の個人タクシー運転手・Sさん(57歳)が、3年前に市内の病院を受診すると前立腺肥大症との診断を受けました。
その後、薬物治療を続けていましたが、症状は一向によくならないどころか、車の運転中に何度も尿漏れを経験するようになりました。
病院の担当医師からは、前立腺の切除手術を勧められたそうですが、できることなら切らずに済ませたいと思っていたSさんは、すがる思いで漢方薬局に駆け込んだのです。すると八味地黄丸猪苓湯を処方され、「体を冷やさないように……」という指導を受けました。
以来、体の保温に気を付け、その2つの漢方薬を半年間服用したところ、尿の出が非常によくなり、今では尿漏れもほとんど認められなくなりました。
また、食欲もわき、持病の腰痛・肩こりも軽くなってきたそうです。

・現代病名:前立腺肥大症

 
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5〈漢方のおかげでようやく結石が出てきた〉

治例図

65歳になるY子さんは、半年前に腰が痛み出し、血尿が出ました。すぐに病院に行くと、腰の痛みではなく尿路結石による痛みとの診断結果でした。鎮痛剤を処方され、痛みは和らぎましたが、石は出ず、腰の鈍い痛みも取れずにいました。
その後、知人から尿路結石には漢方が効くと聞き、早速漢方の専門家を訪ねました。
処方されたのは八味地黄丸猪苓湯で、1ヵ月ほど服用していると腰の痛みが和らいで、血尿もなくなり、石がなくなったように感じてきました。
薬を飲み続けて半年ほどたったとき、急に下腹部が痛くなり、再び専門家に相談したところ、石が下りてきているのだろうといわれ、痛み止めに芍薬甘草湯附子を加えたものを処方されました。痛みは薄らぎましたが、数日後の夜にまた痛みだし、1晩中苦しんで、真っ赤な血尿とともに、ついに石が出たのです。石が出た後は腰も下腹部の痛みもうそのようになくなり、漢方の効き目を実感したそうです。

・現代病名:尿路結石

 
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6〈猪苓湯で腎結石が改善〉

治例図

米国人で大学教授のA氏は、背中と腰が激しい痛みに襲われ、都内の大学病院で診察を受けると腎結石という診断です。すぐに入院し、鎮痛剤や鎮痙剤の投薬治療を受けると、1週間ほどで痛みが緩和し退院許可がおりました。
その際、医師からは「水を毎日たくさん飲むように」という指示を受けただけで、薬の処方や外来治療も特別に必要ないということでした。
ただ、結石は体内に残ったままだったので、また、いつ再発するかと心配になり、漢方薬局で相談すると、猪苓湯を処方されました。
薬剤師の指示を守って毎日服用したところ、2ヵ月間で結石が尿とともに体外に排出されました。
その後、6年近く経過しましたが、再発もなく、元気に教壇に立っています。

・現代病名:腎結石

 
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7〈抗生物質が効かなかった尿道炎も漢方で完治〉

治例図

Sさん(40歳・女性)は、尿道炎と診断されて抗生物質による治療をしているにもかかわらず、頻尿や排尿痛といった症状がまったく改善しないことに悩んでいました。
そんなある日、Sさんの状態を見かねた友人が漢方薬も処方している内科医院を紹介してくれたのです。
Sさんはさっそく紹介された内科を訪れました。そこでの尿検査では多少の白血球増加が認められ、わずかに細菌の感染が心配されましたが、抗生物質が効かなかったという経験があったため、漢方薬での治療を進めることとなりました。
Sさんに処方されたのは、水のめぐりを改善する猪苓湯でした。朝昼晩と1日3回飲んで、2週間もすると、かなり頻尿が改善されてきました。
以降、2週間ごとの来院のたびに肌の色つやがよくなり、体調が整ってきていることが周囲にもよく分かるほどでした。
その後、3ヵ月もするころには、つらい症状はすっかりなくなり、表情や人がらも明るくはつらつと変わっていました。

・現代病名:尿道炎

 
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8〈猪苓湯で腎結石が改善〉

治例図

中学教師のAさん(36歳・男性)は、半年前に背中とわき腹の激しい痛みに襲われ、都内の大学病院で診察を受けました。腎結石と診断されて、すぐに入院しましたが、鎮痛剤などの投薬治療を受けて1週間ほどで退院できました。
そのさい、医師に「結石はまだ体内にとどまっているので、いつ再発してもおかしくありません。水を毎日たくさん飲んで早く排出してしまいましょう」と言われたAさんは、退院後は毎日多めに水分を取っていました。しかし、1ヵ月後に再び激しい発作に襲われたのです。
そこで、Aさんはすがる思いで自宅近くの漢方薬局を訪れました。薬剤師は、Aさんには尿路や尿管の緊張を緩め、結石を体外に排出しやすくする猪苓湯が合っていると判断し、3週間ほど服用を勧めました。すると、10日ほどで結石が尿とともに体外に排出されました。その後は再発することなく、Aさんは、元気に教壇に立っています。

・現代病名:腎結石

 
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9〈尿の出が改善した〉

治例図

若いころから尿路系が弱かった、Sさん(44歳`男性)は、この冬、突然、尿の出が悪くなりました。
病院で検査を受ける時間がなかったので、会社の近所の漢方薬局で、猪苓湯を処方してもらい、2週間ほど服用すると、尿の出がよくなり、腰の周囲のこりもスーツと消えました。

・現代病名:残尿感

 
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  ●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●本方は5種類の生薬から成り、その主薬である猪苓を処方名としました。
●体力中程度の方の排尿痛・残尿感に使用します。
 
 
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