135 ツムラ 茵蔯蒿湯 エキス顆粒(医療用)
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(Mainly treatment) 肝胆湿熱特に黄疸(皮膚・目の黄染化)を呈する肝胆道系疾患(湿熱黄疸) |
方剤説明 »(ききめの秘密へ)
●肝炎、特に黄疸のある時によく用います。胸苦しく、口が渇き、便秘して頭に汗をかくような場合に使用します。 ●体力中等度以上の人で、口渇、尿量減少は比較的軽度で、便秘、心窩部の膨満感・不快感が著明な場合に用います。 ●本方は、上腹部ないし胸部の炎症を去り、利尿をはかり、ついで黄疸を治すと言われております。 ●黄疸の薬方として有名ですが、黄疸のあるなしに関わらず用います。この黄疸は食毒、水毒、熱毒(裏熱)によるものです。本方は「湿熱の黄疸」に対する代表処方です。 ●本方の3剤は共に苦寒の剤であり、湿熱の邪を二便により排泄して病を解します。 |
【適応症】黄疸、急性肝炎、慢性肝炎、胆のう炎、肝硬変、ネフローゼ、じんましん、口内炎、血清肝炎、カタル性黄疸、急性腎炎 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体の弱っている方や胃腸の弱い虚証の方、冷えの強い方、下痢(泄瀉)をしている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●成分:大黄の子宮収縮作用により、流早産の危険性があるので、妊婦、または妊娠している可能性のある方はなるべく使用しないでください。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0741 | 42包(2週間分) | 2,848円 | 2,990円(税込) | ||
k0869 | 189包(63日分) | 11,419円 | 11,990円(税込) |
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診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●黄疸、熱、小便不利 ●胸からみぞおちのつかえ ●心下痞、腹満、便秘 ●熱邪が湿邪より強い |
茵蔯蒿湯は、次の証の方に最適です。 皮膚病と湿熱 » 脾胃湿熱(湿熱阻滞脾胃) » 肝胆湿熱 » 中焦に湿熱の邪が侵入した場合 » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) 口渇があり、尿量少なく、便秘するものの次の諸症:黄疸、肝硬変症、ネフローゼ、じんましん、口内炎。 |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。茵蔯蒿湯の構成生薬は下記の3種類です。黄疸の要薬とされる茵ちん蒿と山梔子、それと下剤の大黄です。便通をよくすることは、肝性脳症を防ぐことにもつながります。 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.50gを含有する。 日本薬局方 サンシシ(山梔子)…3.0g 日本薬局方 ダイオウ(大黄)…1.0g 日本薬局方 インチンコウ(茵蔯蒿)…4.0g |
組成成分 |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
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口内炎、黄疸、じんましん、ネフローゼ、肝硬変症
【茵蔯蒿湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈二日酔い〉
28歳の男性。 ・現代病名:二日酔い | |
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〈非A非B肝炎〉
38歳、男性、教師。 ・現代病名:慢性肝炎 | |
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茵蔯蒿湯類似処方の紹介
次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
茵蔯五苓散 » …体力が中等度以下で、小便不利、口渇、浮腫があり、便秘はない。腹壁の緊張が弱く、心窩部振水音を認めるような場合。すなわち水飲内蓄と脾胃湿熱の証に用いる。 | |
大柴胡湯 » …上腹部より胸部にかけての膨満感、不快感が本方より軽いが、季肋部の抵抗・圧痛が顕著の場合(胸脇苦満、心下急、便秘) | |
小柴胡湯 » …大柴胡湯と似ているが体力が中等度で、季肋部の抵抗・圧痛の程度がやや弱く、便秘を伴わない場合に用いる。(少陽病半表半裏証) | |
●茵蔯蒿湯は、漢方治療の著名な古典である「傷寒論」「金匿要略」を出典としており、古来より黄疸に賞用されております。本剤はこの茵蔯蒿湯の有効成分を抽出、濃縮したエキスをのみ易く、顆粒剤とし分包したものです。 ●本方は3種類の生薬から成り、その主薬である茵蔯蒿の名をとって処方名とされました。 |