45 ツムラ 桂枝湯 エキス顆粒(医療用)
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(Mainly treatment) 風寒表虚証 |
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●自然に汗の出やすい体質(盗汗・汗かきを含む)の方の、風邪や急性熱性疾患の初期(悪寒や頭痛を訴える時期)に用います。ただし、発熱のある場合は、必ず悪寒を伴うことを条件とします。 ●桂枝湯は、漢方治療の著名な古典である「傷寒論」を出典としており、別名「陽旦湯」(ようたんとう)といわれ、体力の衰えたとき、平素からだの虚弱な人の風邪の初期に賞用されます。 ●本剤は、この桂枝湯の有効成分を抽出し、濃縮したエキス剤をのみ易くした製品です。 ●血行をさかんにし、からだを温め、諸臓器の機能をたかめる作用があります。風邪のような熱のある病気では自然に汗が出ているものは汗を止め、汗のないものは発汗して熱を下げ治療にすぐれた効果をあらわします。 ●大変マイルドな処方で、体力をつけるための栄養剤的な働きに優れ、かぜの初期症状である頭痛、発熱、悪寒などとともに、病的な汗が自然に出てしまう自汗がある場合に用いると大変よく効きます。 ●漢方では対症療法+自然治癒力向上の両面で対応しますが、引きはじめに適切な薬を服用して、体を温めて休むのが最良です。 |
【適応症】感冒、インフルエンザ、その他の感染症、皮膚掻痒症、湿疹、神経痛、リウマチ、神経衰弱、頭痛、妊娠中の感冒、妊娠悪阻(つわり)、寒冷による腹痛、微熱、円形脱毛症 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0657 | 42包(2週間分) | 2,552円 | 2,680円(税込) | ||
k0785 | 189包(63日分) | 9,514円 | 9,990円(税込) |
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診断のポイント次の症状がある方は、本方剤が適している可能性が大です。●悪寒発熱頭痛 ●汗ばむ傾向(自汗) ●脈は浮で弱、あるいは緩 ●特別な腹証なし |
桂枝湯は、次の証の方に最適です。 風寒(表寒) » 寒邪犯肺・風寒束表 » 太陽病(中風) » |
効能効果(efficacy)(健康保険上) 体力が衰えたときの風邪の初期。老人や身体虚弱な人のいわゆる「万年カゼ」症状。病後や産後の微熱や寝汗。 |
成 分中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。桂枝湯は、主薬の桂枝(桂皮)をはじめ、下記の5種類の生薬からなります。おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、体をあたためる生姜、緩和作用のある甘草などが配合されています。 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.00gを含有する。 日本薬局方 ケイヒ(桂皮)…4.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…4.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗)…4.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.5g |
組成成分次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。 |
使用方法食前または食間に服用してください。食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 |
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【桂枝湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈偏頭痛〉
患者が21歳のときである。 ・現代病名:偏頭痛 | |
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〈感冒〉
58歳、主婦。 ・現代病名:感冒 | |
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〈妊娠中のかぜも体調維持も漢方薬で〉
2人目を妊娠中のRさん(27歳)は、たいしたつわりもなく順調に妊娠期間を
送っていましたが、3ヵ月に入ると同時にかぜをこじらせてしまいました。とはいえ、妊娠中にかぜ薬を飲むのは気が進みません。 ・現代病名:感冒 | |
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〈桂枝湯と麻黄附子細辛湯を合わせる〉
Mさん(70歳・男性)は、鼻水、くしゃみ、軽い悪寒、のどの痛みなどがあって、漢方外来のある病院で診察を受けました。 ・現代病名:感冒 | |
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桂枝湯類似処方の紹介
次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
麻黄湯 » …表寒実証。悪寒発熱が強く、無汗、体痛あり。脉浮緊。(太陽傷寒) | |
葛根湯 » …比較的実証。表実。無汗で項背強が著明。脉浮実。(太陽陽明合病) | |
五積散 » …虚証であるが、"経絡の中寒”の薬方であるから悪寒が強い。 | |
香蘇散 » …虚証で、胃腸が弱く、気鬱の傾向のある人の風邪症状。気滞感冒。 | |
参蘇飲 » …虚証で、脾胃虚弱痰飲を伴う人の風邪症状。気虚感冒。 | |
麻黄附子細辛湯 » …元気に乏しく発熱は少なく悪寒が強い人の風邪。脉は沈弱。陽虚感冒。 | |
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。 ●本方は5種類の生薬から成り、その主薬である桂枝の名をとって処方名とされました。 ●桂枝湯は、加味、合方などによってさまざまな薬へと派生・展開する、漢方薬の基本となる処方です。 |